ポロシャツとは、襟がついたニット製の半袖シャツのこと。胸元中央部分にボタンが2〜3個ついていて、高い通気性と快適な着心地が魅力です。定番ファッションアイテムのポロシャツは日常使いしやすく、ジーンズやチノパンなどと合わせたシンプルなコーディネートは爽やかな印象に。
前開きのワイシャツはシャツを羽織ってボタンを留める着方をしますが、ポロシャツは頭からすっぽりと被るのが特徴です。また、最近ではクールビズなどの影響を受け、ビジネスウェアとしても認められています。
よりポロシャツを楽しみたいなら素材にも注目してみましょう。シーンに合わせてシャツをうまく選べるようになるはずです。ここでは、ポロシャツの生地の種類について解説します。
2-1 天竺
「天竺」とは、表編みと裏編みを組み合わせて織られた生地を指します。通気性が良く、適度な伸縮性があるのが特徴。着た時にほどよいフィット感があり、ポロシャツをはじめTシャツや肌着などにも使用されています。
カジュアル・フォーマルのどちらでも着こなせる使い勝手の良い生地なので、ビジネスシーンで着用したいという人にもおすすめです。
2-2 鹿の子
「鹿の子」は、生地の凹凸した見た目が特徴的な素材です。ポロシャツといえば鹿の子、という印象を持っている人も多いのではないでしょうか。鹿の子は肌と接する面が少ないので、高い通気性があるのが魅力。肌に貼りつきにくく、汗をかきやすい夏にもさらりと心地良く着られます。
また、伸縮性がありながらも横方向へは伸びづらいので、型崩れしにくいといわれています。型崩れを気にせずに着用したりお手入れできたりと、気軽に扱いやすい素材でビジネスシーンなど、身だしなみをきちんと整えたい場面でも活躍してくれます。
カジュアルな印象が強いポロシャツですが、実は様々なシーンで活躍するアイテムです。ここでは、ポロシャツの着用シーンについて解説します。
3-1 元々はテニスのウェアとして
ポロシャツは元々、1927年に「LACOSTE」の創業者ルネ・ラコステ氏によって考案されたアイテムです。当時、ワイシャツのような襟付き&長袖のシャツを着てプレーしていたテニス選手を見て、彼はより動きやすいシャツを作ろうと考えました。
ポロ選手が使用していた吸水性&動きやすさともに高いジャージ素材のシャツを、ユニフォームに採用したのがポロシャツの始まりといわれています。
当時、丸首だったシャツに襟をつけ足し、現在のポロシャツの原型ができあがったのです。ポロシャツは今でもテニスウェアやゴルフウェアとして親しまれています。
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