ポロシャツとは、胸元中央にボタンが2個~3個ついた襟つきの半袖シャツのことを指します。高い通気性と快適な着心地を兼ね備えているため、日常使いにおすすめです。またビジネスウェアとしても認知されてきており、使い勝手も抜群です!
そんなポロシャツが誕生したのは1927年のことです。ワニのロゴでおなじみの衣料ブランド「LACOSTE」の創業者であるルネ・ラコステ氏によって考案されました。
ラコステ氏が目をつけたのは、テニス選手のユニフォーム。当時のテニス選手はワイシャツのような襟つきの長袖を着てプレーしていて、その光景を目にしたラコステ氏は「もっと動きやすいユニフォームはないのか」と考えました。そこで目をつけたのが、ポロ選手が着用していたジャージ素材のシャツでした。吸水性に優れており、動きやすさも申し分なかったので、これをテニス選手のユニフォームに採用することにしました。
もちろん、ただ単にポロ選手のユニフォームを使い回したわけではありません。当時のポロ選手のユニフォームは丸首のシャツでしたが、そこにユニフォームに必要なの要素とされていた襟をつけ足したのです。こうして、今なお多くの老若男女に親しまれているポロシャツが誕生しました。
ポロシャツにはさまざまな素材・生地が使われており、それぞれで特徴や利用シーンが異なります。代表的な素材・生地についてご紹介します。
素材:綿
吸水性と放湿性に優れている綿は、ポロシャツの他、Tシャツやタオルにも使われています。肌触りが良いので、長い時間着用しても肌がかぶれたり、痒くなったり心配もほとんどありません。高い通気性に加え、汗を吸収し外部へ発散してくれるので、夏場でも快適に着ることができます。こうした点から、綿はビジネスシーンやプライベートシーンを問わず、様々なシーンで活用しやすい素材です。
素材:ポリエステル
弾力性と耐久性に優れているポリエステルは、お手入れのしやすさが魅力の素材です。シワや型崩れの心配がなく、洗濯しても傷みづらいので、長く着ることができます。また、低温であればアイロンの使用もできます。速乾性に優れているため、汗をかいたり雨に濡れたりしても洋服がジメジメすることもありません。こうした点から、ポリエステルはスポーツや運動などアクティブシーンでの着用におすすめといえます。
素材:混紡繊維
混紡繊維は、2つ以上の繊維を組み合わせた素材です。例えば、綿とポリエステルを合わせた混紡素材なら、吸水性と放湿性、通気性などの機能を持っていて、ビジネスシーンやプライベートシーンだけでなく、アクティブシーンでも着ることができます。繊維の組み合わせパターンは他にもあり、例えば「綿×麻」や「ポリエステル×ポリウレタン」などがあります。
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