「トレーナー」や「パーカー」「スウェット」は、カジュアルウェアとして馴染みがありますよね。しかし、この3つはどのように違うのか考えたことはありますか。この記事では、「トレーナー」と「パーカー」と「スウェット」の違いについて解説します。

「トレーナー」は、服の名前のことで、和製英語なので、海外で「トレーナー」と言っても通じないので、注意してください。英語では、 “sweatshirt” といい、 “sweat” は「汗」という意味なので、吸水性が高い服です。

「トレーナー」の由来は、カジュアルブランドであるVANの社長が、ボクシングのトレーナーが、そのような服をよく着ていたことから、「トレーナー」と名付けたのが始まりです。

「トレーナー」の特徴としては、袖や襟の部分がゴムになっていて、厚手のコットンで作られていて、ラグラン長袖であることです。ラグラン袖とは、袖が襟まで切れ目なく続き、鎖骨からわきの下にかけて斜めに縫い目があることが特徴で、スポーツウェアによく使われる方法です。

「パーカー」は、フードと呼ばれる帽子がついた服のことで、正式には語尾は伸ばさずにパーカと呼ぶのが正しいです。

英語では、 “hoodie” といいます。 “parka” というと、シベリアやアラスカに住む人たちが着るような、帽子がついている防寒具という大げさな意味になってしまいます。

フードのサイズを調節できる紐がついていて、前の部分にポケットがついていることが「パーカー」の特徴です。「パーカー」には、ジップがついていて前が開くジップアップのものと、被って着るプルオーバーのものと、ジップが半分までついているハーフジップパーカーもあります。

また、「パーカー」の素材もさまざまで、スウェット生地だけでなく、フリースやダウン、ナイロンなどがあり、ナイロンの「パーカー」はマウンテンパーカといって、アウトドアに適しています。

「スウェット」とは、「トレーナー」と同じ種類の服です。もともとは「スウェット」とは、生地のことを指していましたが、それが服の名前としても使われるようになったことが、紛らわしくなった原因といえるでしょう。

日本では「スウェット」は、パジャマと考えている人が多いと思いますが、両者には違いはありませんし、上下がそろっていないといけないわけでもありません。

「スウェット」は、吸水性の高いスウェット生地と呼ばれるものを使っていて、スウェット生地とは綿を丈夫で伸縮性のある織り方で作った生地のことをいいます。

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