メジャーリーグでは、公式戦の期間中に限定ユニフォームで試合を行うことが日本に比べて多い。例えば、「オールド・タイマーズ・デー」「ターン・クロック・デー」などと題して、旧デザインのユニフォームを着たり、あるいは、同じ街をフランチャイズにしていたチームに敬意を表してそのチームの復刻ユニフォームを着用して試合を行うことがある復刻されるのは必ずしもメジャーリーグのチームとは限らず独立リーグやニグロリーグのチームの場合もある。また復刻版の他、軍港のあるサンディエゴを本拠地に持つサンディエゴ・パドレスは、毎年4月の一時期、迷彩服を模した特別デザインのユニフォームを使用している。
日本では2005年より始まった交流戦において、阪神タイガースが旧デザインのユニフォームを着用し好評であったことから、交流戦を中心に限定ユニフォームで試合を行うチームが増えている。特に2008年は各球団で創設からの節目の年になる事が相次いだため、復刻版ユニフォームが一気に広まった。基本的にはホームチームのみで行う場合が多いが、相手チームとの合同で復刻ユニフォームによる試合を行うこともある。また、カラースキームなどが相手チームのビジターユニフォームと似通ってしまう場合にはビジターチームがホームユニフォームを着用することもあるが、サッカーのように厳密に規定されているわけではない。
オールスターゲームなどのイベント時には、限定ユニフォームが用意されることがある。また、練習用ユニフォーム(オルタネート)など公式戦では使用しないユニフォームを用意しているチームもある。シアトル・マリナーズなど一部のチームではホーム用ユニフォームを数種類用意し、試合ごとに選手の希望(大抵はその日の先発投手が選び、スターティングメンバー達もそれに従って着る)で好きなデザインを選んで試合することもある。あるいは、特定の曜日のみ、特定の期間限定として着用するユニフォームを用意しているチームもある。
特徴的なユニフォーム
1968年5月15日から、中日ドラゴンズがノースリーブのユニフォームを使用。しかし、最下位に終わったため、この年限りの使用となった。中日は1998年にも日曜日のナゴヤドームでの試合限定で、また千葉ロッテマリーンズが夏休み時のホーム用としてノースリーブのユニフォームを導入している。メジャーリーグでは、ピッツバーグ・パイレーツ、シンシナティ・レッズなどがノースリーブ・ユニフォームを採用している。なお、2002年から2008年まで使用していた広島東洋カープのビジター用ユニフォームは一見ノースリーブに見えるが、実際は赤い袖が付いているものである。
1973年後期、日拓ホームフライヤーズは7種類のユニフォームを日替わりで使用した。しかし、その年のオフに日本ハムに身売りしたため、わずか半シーズン限りの使用となった。
1976年前期、太平洋クラブライオンズが、前面が番号のみのアメフト型ユニフォームを採用。しかし、「企業名を外したのは身売りのための布石ではないか」という声があがったため、後期からは球団ロゴを復活させた。
1998年の中日ドラゴンズ、2002年以降の千葉ロッテマリーンズなどが、日曜日限定のサンデーユニフォームを使用したほか、2006年~2007年は読売ジャイアンツが休日の主催試合でホリデーユニフォームを使用している。
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